回復したい日々

いろいろ書いてます

ショートチューン

基本的に、自分は凡庸な人間だと思う。 世の中には傑出した方が多く存在していて、自分個人なんて大した存在でもない。豪速球とホームランを携えた才能はないし、たくさんの人々を感動させる歌が歌えるわけでもない。人を笑わせることに長けているわけではな…

僕ラノ承認戦争

基本的に自分のことが好きだ。 現実的で客観的な思考ができるところや、楽しむときは楽しみ、盛り上がるべき時はそれなりに盛り上げることもできる。男女分け隔てなく仲良くなることができるし、付き合った人には優しく接することもできる。たまに口が悪い時…

Summer Vacation

普段は陰鬱で女々しい内容ばかり詳述しているので、たまには僕の大学生らしいはつらつとした内容でも記していきたい。 先日、とある飲み会が開催された。よくもまあこんなに暇さえあればお酒を飲めるものだと我ながら呆れる気持ちもあるが、今回は普段の、よ…

僕はきっと旅に出る

今日も今日とてやることはなかった。普段ならば「やらなければいけないこと」は存在しており、それでもそのタスクの重さから目を背けて、暇だ暇だと嘯いているのだが、最近は本当にやることが何もない。気がつけば教育実習も就職活動も終わりを迎えていたし…

デッドマンズメランコリア

人間が苦手である。 仲良しで飲みに行くにも気疲れしない人は何人かいるし、人を好きになることも人並みにあるが、たぶん根本的に人付き合いが好きな人種では無いと思っている。幼い頃は誰とでも仲良くできたし、たぶん人付き合いは苦手じゃなかったような気…

遠征録

今日、叔父さんと2人でご飯を食べた。 幼い頃祖母の家に遊びに行くとたまに居た叔父さんは、僕が見たこともないアニメや聞いたこともないゲームをよくしていた。ブロッコリーは夜中外を練り歩く、カリフラワーはいずれ地球を侵略する、など口から出まかせを…

真赤

「エモい」ってなんだろう。高校1年生くらいの頃に初めて耳にしたような記憶があるが、いまだに使いこなせる語彙として自分の中に定着してはいない。いやまあ、表現したいことはなんとなく理解できるが、それを使いたいかと言われたらなんとなく敬遠してしま…

のびしろ

いつかもどこかで、「あまりなにかに深くハマることがない」ということを言ったかもしれない。どちらかというと「狭く深く」という性分で、いろんなことに精通しているというよりも、ある特定のジャンルに長けているというタイプなのである。そういうわけで…

ゆるふわ樹海ガール

生きていれば、必ず何かしらの影響を受けざるを得ない。それ自体が好きであれ嫌いであれ、気づいたら身体に染み込まれ、やがてはそれすら含め『自分』としてアップデートされていくものだ。ただの一つも影響を受けないなんてことは不可能で、思い返してみれ…

これが私の生きる道

生活リズムをあまり意識しなくなるこのごろ、窓から差し込む光を基準に、活動時間の目星をつけていた。だからといってやるべきことがないわけじゃなくて、むしろやらなければならないことの目白押しなわけである。それでも、どうやったって身体はそう簡単に…

明るい未来

年の瀬があまり好きではない。なんだか無性に悲しいし、別にめでたいと思うほど素晴らしい一年を過ごした実感も別にないからだ。けれどせっかくこうして文字に残す媒体があるんだったら、たまにはこうして振り返ってみようと思った。 と言っても、どうしても…

ソラニン

実家で暮らしていると、とくに何の労力を割かずとも毎日を生きることができる。ご飯や洗濯、掃除などは基本的に親の仕事になっていて、学生である僕は学校へ通ってさえいればお咎めはない。そんな生活に慣れていると、本来は当たり前ではないはずの人生や生…

天体観測

何度か触れてはいるが、僕は現在、軽音楽部に所属している。パートはベースだ。 ベース自体は中学3年生の頃には持っていたが、いかんせん一人でどう練習していいのかわからず、大学生になって入部するまでずっと部屋のインテリアとしての役割しか果たしてい…

メモリーズ

半袖で過ごすには肌寒い季節が訪れ、とうとう夏も終わったかと思えた。僕は基本的に寒い季節の方が好みなため、ようやく長袖を着ることができるとわずかな喜びを噛み締めていたのだが、そんな期待を裏切るかのごとく暑い1日はやってくる。大掃除のついでに…

名無しの権兵衛

文章を書く上で、一人称を''僕''にすべきか''私''にすべきか悩むことがよくある。それも、こういうブログというどちらかといえば自分の好き勝手していいフィールドほどその傾向が強まる。好き勝手していいなら一人称なんて些細な問題で、僕や私にこだわらず…

あなたのこと

窓から光が差しこむ時間帯になってから寝ることが多くなった。長期休みの弊害である。せっかくの休みにわざわざ規則正しい生活を送るだなんてなんだかばかみたいで、ついつい生活周期が乱れがちになってしまう。大してやることもないのだけど。 この暑い季節…

光の街

遊び半分くらいで続けているブログを、カッコつけて「趣味」と言ってみたら思ったよりウケがいい。はてなブログを開いたのは実に3ヶ月ぶりくらいだが、まあそれだけ私生活が充実しているということだろう。 このブログを始めた時はたしか高校卒業、浪人開始…

ディアマン

大学生ともなると、太陽が顔を出している時間だけ遊ぶということは少なくなる。加えて、大学生にはお酒という麻薬が解禁され、遊ぶと言えばお酒を飲んで馬鹿騒ぎという大人ぶりたいお年頃でもある。このご時世、その催しを気軽に開催することはできなくなっ…

若者のすべて

またもデートの予定をドタキャンされた。5ヶ月ぶり2回目である。 今回はドタキャンにしては早めに連絡が来たため僕だけが待ち合わせ場所にいるという悲劇は生まれずにすんだものの、それでもドタキャンはドタキャンだ。やはり気持ちのいいものではないし、好…

イエスタデイワンスモア

小学生のころ、朝の会では男女ペアの日直が司会となって進められていた。朝の挨拶、連絡事項、今日のニュース、今月の目標などがお題目として掲げられており、なかでもニュースと目標は小学生にとっては鬼門で、前もって準備してくるように言われた覚えがあ…

文学少年の憂鬱

桜は散るからこそ美しいとはよく言うが、僕は咲いている時だって負けず劣らず美しいと思う。人間だっていつかは死ぬからこそ悔いのない人生を送ろうとするが、悔いがあるかどうかなんてその時になってみないとわからない。終わりを想定し、逆算して生きるの…

ここだけの話

趣味はなんですか、と聞かれることがよくある。というより、趣味とか好きなものの話は当たり障りのない会話であり、天気の話くらいの軽いジャブみたいなものだ。なのでだいたい読書とか散歩とか、それっぽいことをテキトーに答えていて、そこまで頭を使って…

懲役85年

バイト、部活、サークル。様々なところで諸手を挙げて人員を募り、団体の存続を図る。仲が良く、作業に慣れた上手い人たちだけでずっと固まっていることは安定はしても、その後に待っているのは収束であり、終末である。古臭い言い方だが、やはり新しい風と…

酔いどれ心中

アルコールを摂取するとよく笑うようになる。 元々の性分からしてよく笑う方なのだが、お酒を飲むとそれがより顕著になる。ゲラというやつなのだろうか、泣いたりキレたりする酔い方ではなくて本当によかったと思うばかりだ。 自分で言うのもなんだが、普段…

みかんと大金、ときどき手紙

僕の人生において、横書きで文章を書く時、これを書いていることからも分かる通り、左から右に書くのが当然だと認識している。もちろんそれが戦後の米国の教育による賜物であることは間違いない。とはいえ、僕の中で左から右に文字を書くというのはもはや常…

わくわくびくびく大騒動

結論から先に言うと、デート当日に寝坊をされた。 まあ寝坊なんて誰だってするし、そもそも初犯なので僕に説教されるほどでも、相手が気に負うことでもないような『仕方ない』事態だ。 と、頭で頑張って認識している。 ほんとうのところを言うならばいつもよ…

さよならジャリボーイ

栄枯盛衰、盛者必衰という言葉があるように、どんな物事にもいつかかならず終わりがくる。それはなにかしらのコンテンツはもちろん、わたしたち人間も例外じゃない。そういうある意味決まりごとのようなことの中で、この世界は、人生は動いているのだ、とし…

コミュニケーションのススメ

基本的に安定を求め保守に甘んじる僕にとって、何かが変わるというのはあまりうれしくないことだ。わかりやすい例が進学で、大学生になるということは人間関係のリセットが行われ、これまで僕が築いてきたキャラクターや人となりが全く通じない場に身を置き…

セントエルモ

お別れをした。 身内が死んだとか、何年も親しくしてくれた友達と絶縁したとかではなく、お付き合いしていた女性とお別れをした。ようは破局である。コロナウイルスが猛威を振るい始める少し前に関係が始まり、そしてコロナウイルスが三度この星を襲い始めて…

自室内復讐論

かい汰という名前は、僕の本名をもじって生まれたものだ。ネットリテラシー的な観点から本名を隠しているわけではなく、いやそれもあるけれど、僕の本名、特に名字は珍しいのである。 珍しいとどうなるか。バレちゃうのだ。該当する方がいたら申し訳ないが、…