回復したい日々

いろいろ書いてます

2021-01-01から1年間の記事一覧

イエスタデイワンスモア

小学生のころ、朝の会では男女ペアの日直が司会となって進められていた。朝の挨拶、連絡事項、今日のニュース、今月の目標などがお題目として掲げられており、なかでもニュースと目標は小学生にとっては鬼門で、前もって準備してくるように言われた覚えがあ…

文学少年の憂鬱

桜は散るからこそ美しいとはよく言うが、僕は咲いている時だって負けず劣らず美しいと思う。人間だっていつかは死ぬからこそ悔いのない人生を送ろうとするが、悔いがあるかどうかなんてその時になってみないとわからない。終わりを想定し、逆算して生きるの…

ここだけの話

趣味はなんですか、と聞かれることがよくある。というより、趣味とか好きなものの話は当たり障りのない会話であり、天気の話くらいの軽いジャブみたいなものだ。なのでだいたい読書とか散歩とか、それっぽいことをテキトーに答えていて、そこまで頭を使って…

懲役85年

バイト、部活、サークル。様々なところで諸手を挙げて人員を募り、団体の存続を図る。仲が良く、作業に慣れた上手い人たちだけでずっと固まっていることは安定はしても、その後に待っているのは収束であり、終末である。古臭い言い方だが、やはり新しい風と…

酔いどれ心中

アルコールを摂取するとよく笑うようになる。 元々の性分からしてよく笑う方なのだが、お酒を飲むとそれがより顕著になる。ゲラというやつなのだろうか、泣いたりキレたりする酔い方ではなくて本当によかったと思うばかりだ。 自分で言うのもなんだが、普段…

みかんと大金、ときどき手紙

僕の人生において、横書きで文章を書く時、これを書いていることからも分かる通り、左から右に書くのが当然だと認識している。もちろんそれが戦後の米国の教育による賜物であることは間違いない。とはいえ、僕の中で左から右に文字を書くというのはもはや常…

わくわくびくびく大騒動

結論から先に言うと、デート当日に寝坊をされた。 まあ寝坊なんて誰だってするし、そもそも初犯なので僕に説教されるほどでも、相手が気に負うことでもないような『仕方ない』事態だ。 と、頭で頑張って認識している。 ほんとうのところを言うならばいつもよ…

さよならジャリボーイ

栄枯盛衰、盛者必衰という言葉があるように、どんな物事にもいつかかならず終わりがくる。それはなにかしらのコンテンツはもちろん、わたしたち人間も例外じゃない。そういうある意味決まりごとのようなことの中で、この世界は、人生は動いているのだ、とし…

コミュニケーションのススメ

基本的に安定を求め保守に甘んじる僕にとって、何かが変わるというのはあまりうれしくないことだ。わかりやすい例が進学で、大学生になるということは人間関係のリセットが行われ、これまで僕が築いてきたキャラクターや人となりが全く通じない場に身を置き…

セントエルモ

お別れをした。 身内が死んだとか、何年も親しくしてくれた友達と絶縁したとかではなく、お付き合いしていた女性とお別れをした。ようは破局である。コロナウイルスが猛威を振るい始める少し前に関係が始まり、そしてコロナウイルスが三度この星を襲い始めて…

自室内復讐論

かい汰という名前は、僕の本名をもじって生まれたものだ。ネットリテラシー的な観点から本名を隠しているわけではなく、いやそれもあるけれど、僕の本名、特に名字は珍しいのである。 珍しいとどうなるか。バレちゃうのだ。該当する方がいたら申し訳ないが、…