回復したい日々

いろいろ書いてます

わくわくびくびく大騒動

 

結論から先に言うと、デート当日に寝坊をされた。

まあ寝坊なんて誰だってするし、そもそも初犯なので僕に説教されるほどでも、相手が気に負うことでもないような『仕方ない』事態だ。

と、頭で頑張って認識している。

 

ほんとうのところを言うならばいつもより少しだけ大きい声を上げながらサンドバッグを殴り始めたいし、なによりそれ以上に相手に嫌味のひとつでも言ってやりたいくらいには落ち込んでいる。建前はいつだって綺麗だけど、心の内側はいつだって自己の欲が最優先で暴れ回るような醜さがリアルだ。

とうぜん僕は人間ができているので内側を相手にぶちまけるようなことはせず、ひたすらに相手を宥め励ましていた。惰眠を貪った結果恋人の時間を浪費させた相手をなぜ励まさねばならないのかという至極ひねくれた性格の悪い発言は一切していない。なぜなら人間ができているからだ。

ここまで見ると僕が人の過ちに対して腹の底では殺す勢いで呪詛を吐く性格が泥に塗れた人間としての烙印を押されかねないので一応弁明しておくと、今日はプラネタリウムに行く予定があったのです。そしてそれは良い席をとるために席予約をしており、それはオンライン上でしかできないので現金決済ではなくクレジット決済だったのです。言うなればあとは僕らが現地へと時間前に着けばいいだけの状態にセッティングしておいたんですよ。そりゃあ萎えませんか?むしろ本人にこの感情をぶつけずにひっそりと『かい汰』としてネットの海に放流させることで感情が収まるならよっぽどWin-Winだと思いませんか???

 

ついでなので僕の気持ち悪い自己分析語りをしておくと、僕の優しさはこういう腹の内のもと成り立っているものだったりする。よく「優しいね」などと言ってもらえる機会があるのだが、そのひとは僕の深層心理をよく捉えているとは言えない。僕は基本的に性格が悪いが、それを他人に悟られるのを非常に恐れるという現代っ子を象徴するような性質を有している。バイトでも頼み事をされれば無碍にはできないし、ミスをした日は申し訳なくなり自ら残業や手伝いを志願するような小心者だ。あるいは内弁慶とでも言うのだろうか。なんにせよ僕の優しさは優しさからきてるのではなく、悪意の隠れ蓑、あるいは懺悔から抽出された自分に都合の良い優しさなのである。

 

愚痴とはままならないもので、言葉に出してみるとなんだか小さいことに腹を立てているなあという気持ちになる。そしてなんだか同情を誘っているようで非常に気持ちが悪い。さっそくこの文章をすべて消してしまいたい気持ちで溢れているが、残念ながらそこまで人間できていない。そもそも自分に悪い要素ないからね。

寝坊するときは、寝坊しても問題ない予定の時だけにしましょう。お兄さんとの約束である。

 

つまりそんな予定はないので前日はさっさと寝ましょう。人の時間を軽視しちゃいけません!お兄さんとの契約である。