回復したい日々

いろいろ書いてます

Summer Vacation

 

普段は陰鬱で女々しい内容ばかり詳述しているので、たまには僕の大学生らしいはつらつとした内容でも記していきたい。

先日、とある飲み会が開催された。よくもまあこんなに暇さえあればお酒を飲めるものだと我ながら呆れる気持ちもあるが、今回は普段の、よく顔を合わせる友人との気の抜けた会ではなかった。なんとゼミが同じ女の子2人との飲み会である。厳密に言えばその会の発起人を合わせた4人での会だったのだが、なんとその本人が体調を崩してしまい、奇しくも''ゼミ飲み''と相成った。発起人が全員と友人であり、残りの三人は友達とまではいかない関係性であったのだ。同じゼミなのにその体たらくはいかがなものかと頭を抱えてしまうが、しょせん男女なんてそんなものである。つまり、多少緊張した状態でよくわからない飲み会が決行されようとしていた。

普段はクールでニヒルな私だが、結局はイマドキの男の子、女性と遊ぶともなれば多少の見栄くらい張るものである。最近購入したお気に入りのTシャツに身を包み、満を辞して彼女らと集合した。お互いに僅かな緊張感を持ちつつも、つつがなく飲み会は開催された。大学生なんて、多少アルコールを摂取してしまえばもう緊張なんてどこ吹く風である。まるで普段から遊ぶかのように場は盛り上がり、その場のノリでSNSを交換した。それだけではなく、お店を出て二件目を探す前にプリクラも撮った。これを成功と呼ばずしてなんと呼べばよいのだろう。普段は卑屈で世の中をナナメに見ている私も、アルコールを免罪符に生ぬるいイジリをしたり、ポーズを決めまくっていた。完全に浮かれていた。情けない姿である。

こんな姿を見れば、高校生の頃の自分が鼻で笑うだろう。女と遊べて満足か、いつからお前はそんな軟派なやつになったんだ、と。いや、大学2年生までそんなことを考えていたかもしれない。とにかく女子の存在しない男子校に通っていた私は、なにかとねじくれひねくれて、カミソリのように尖った人間だった。しかし、蓋を開けてみれば私は女子と何気なく会話ができて、あまつさえ男1人の状態でも、壁を作らずに気兼ねなく会話をすることのできる人間だった。あんなに嫌っていた大学生に、まんまと現在の私は成長している。しかし、そんなことに少しの嫌悪感も存在していない。むしろ、そんなことに嫌悪する方が情けないとすら思える。私は真っ当な人間として、まっすぐに道を歩いているのだ。

インスタグラムのストーリーに反応した友人がうらやましがる様子を見て、少しの罪悪感も抱かず、ただただ自慢をする男が私である。お母さん、あなたの息子は完全にリア充ですよ。ここまで立派に育ててくれて、本当にありがとうございました。