回復したい日々

いろいろ書いてます

一般市民

 

小さなところで言えば、トマトやとろろ、そしてもずくが食べられるようになった。大きなところで言えば、大学生になった、そしてバイトを始めてお金を稼ぐようになった。振り返ってみれば、2020年は世界も自分も激動だ。

 

たとえば今日なんて友人に焼肉を奢ってしまった。焼肉を奢るなんて、自分とは縁のない金持ちの道楽だと思っていたけれど、ハタチにしてそんな道楽に自分が興じるとは考えもしなかった。友人は「人の金で食う焼肉はうまい」と、焼肉と共に再三口にしていた。まったくもって同感だが、意外にも奢っても焼肉はうまい。もしくは奢ることによる人間力の向上という名の優越感に浸っているだけかもしれないが、いずれにせよ焼肉に罪はないということである。

 

書いていて気が付いたが、そういえば三日坊主にならずに続いている趣味のようなものは、このブログが初めてかもしれない。大概のことが長続きしない自分、いや色々なことに関心を抱く好奇心旺盛な自分が、ひとつのことに一年以上の熱意をぶつけているのはなかなか珍しいことだ。見栄を張り上手に書けないと下書きに入れてしまう、つまり凝り性で完璧主義でつねにクオリティを追い求める職人気質なところはあるが、今後も継続は力なりと信じ、邁進していきたい所存である。

 

などなど、振り返ってみれば生活のいろいろなところに褒めは潜んでいる。普段なら褒められることなんて滅多にないし、なにしろ褒められること自体が得意じゃない。なんだかんだで自己評価は低いし、自虐癖なんて脊椎にまで染み渡っている。けれど、まあ年末くらいいいだろう。今年最後の無礼講だ。いつもは肩肘張ってブログを書こうと見栄を張っては結局お蔵入りになるばかりだったけれど、今日は無理にオチを探すことなく、ただ思いついたことを端から並べた駄文だけで自分を許してあげたい。ほめることに大きいも小さいもない。自分を自分で褒めるこの心意気こそ、褒め称えられるべき立派な賞なのである。

....最後の最後に「受賞」というキーワードを忘れていたことに気がつき、無理矢理ねじ込んだ文章になってしまいました。いえ、そうではなく、嘘をつかず本当のことを言えるこの正直さも、また私の良いところなのです。

 

お題「#わたしAWARDs 2020」